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EGG RECIPE エッグを使ったレシピ

EGG
第4回 アメリカ産乾燥卵 スイーツ・ベーカリシェフコンテスト スイーツ部門 2018年 最優秀賞

egg citrus  エッグ シトラス

ポイント

卵をモチーフにし、殻の部分はホワイトチョコでコーティングする事でパリッとした食感になり、サブレとはまた違った食感がアクセントになります。柑橘類の爽やかな酸味、ホワイトチョコの甘味、卵の風味を引き立てたブリュレやクリームが上手くマッチし、食べ易く滑らかな口当たりになるようにこだわり製作しています。

受賞者紹介

建元 麿
ホテル日航姫路

今回私がコンセプトにあげた事は、より多くの人に乾燥卵のメリットを知って頂き可能性を広げたいと思い創作しました。乾燥全卵・卵黄・卵白の3種類を使いお菓子のベースとなる生地、ムース、クリーム、サブレを制作し乾燥卵の特長を活かす事で今まで使った事がない方でも興味を持ち使用を促進できるのではないかと考えたからです。この作品は主に乾燥卵黄を使用しましたが、濃さが調整できる等その特長を最大限に活かせたレシピに仕上げました。
サブレ生地は水で戻さず使用し、より風味やサクッとした食感になるように製作しました。ブリュレやムース、乾燥全卵を使用したクリームはそれぞれ戻し率を変えたりオレンジジュースで戻す等濃さや全体の味のバランス等を考えて調整しました。 ビスキュイ生地においては気泡剤を加える事により、卵を使った時と遜色のない仕上がりになっています。また、乾燥卵をより使い易くすめ為に粉糖を水で戻す前に混合しておく事できれいに乳化できるように工夫しました。見た目においても卵をモチーフにし、殻の部分はホワイトチョコでコーティングする事でパリッとした食感になり、サブレとはまた違った食感がアクセントになります。柑橘類の爽やかな酸味、ホワイトチョコの甘味、卵の風味を引き立てたブリュレやクリームが上手くマッチし、食べ易く滑らかな口当たりになるようにこだわり製作しています。
今回乾燥卵を使い衛生面やコスト面等の特長の他、使用したい分だけ使う事ができ、非常に便利だと思いました。卵黄の使用頻度の多いお菓子にとって余った卵白はロスになる可能性があります。乾燥卵黄を使う事により卵白の破棄を減らし、今世界で問題となっているフードロスを減らす事が出来るのも特長のひとつだと感じました。

材料(9個分)

バターサブレ/オレンジと生姜のジュレ

<バターサブレ>
発酵バター
30g
粉糖
20g
乾燥卵黄
10g
アーモンドパウダー
5g
薄力粉
45g
グラニュー糖
適量
<オレンジと生姜のジュレ>
オレンジジュース
84g
生姜汁
2g
グラニュー糖
24g
ゲル化剤
3g
グラニュー糖
4g

ライムのビスキュイ/オレンジのクレームブリュレ

<ライムのビスキュイ>
卵白
60g
グラニュー糖
42g
乾燥卵白
1g
乾燥卵黄
20g
粉糖
20g
2g
コーンスターチ
12.5g
薄力粉
12.5g
ベーキングパウダー
0.5g
ライム汁
20g
<オレンジのクレームブリュレ>
生クリーム(36%)
216g
オレンジジュース
20g
オレンジの皮
1個分
グラニュー糖
20g
乾燥卵黄
31g
粉糖
25g
レモン汁
8g
オレンジジュース
35g

ホワイトチョコと柑橘のムース/ソミュールのメレンゲムース

<ホワイトチョコと柑橘のムース>
オレンジジュース
21g
グレープフルーツジュース
20g
レモン汁
6g
乾燥卵黄
3g
粉糖
7.5g
3.5g
ゼラチン
1g
ホワイトチョコレート
25g
生クリーム(36%)
50g
<ソミュールのメレンゲムース>
卵白
5g
グラニュー糖
8.5g
ゼラチン
1g
ソミュール
6.5g
生クリーム(40%)
適量

クレムシトロン /コーティングホワイトチョコ/飾り

<クレムシトロン>
乾燥全卵
7.5g
粉糖
31g
レモン汁
17.5g
無塩バター
25g
ゼラチン
1g
21.5g
<コーティングホワイトチョコ>
ホワイトチョコレート
70g
ココアバター
20g
<飾り>
チョコレート
適量
ホワイトチョコレート
適量
グラニュー糖
適量
ミント
適量
ナパージュ
適量
オレンジの皮
適量
ライムの皮
適量

作り方

1. バターサブレ
①ポマード状にした発酵バターの中に予め合わせて篩っておいた粉糖と乾燥卵黄を入れ混ぜる。
②①の中に篩ったアーモンドパウダーを入れ混ぜ、合わさったら篩った薄力粉を加え混ぜる。
③②を厚さ2mmに伸ばし直径5cmで抜く。 グラニュー糖を塗し、160℃のオーブンで約15分焼成する。焼けたら十字に切れ目を入れておく。
2. オレンジと生姜のジュレ
①ゲル化剤とグラニュー糖4gを合わせて混ぜておく。
②オレンジジュース、生姜汁、グラニュー糖を火にかけ、人肌になったら1)を入れて沸かす。 沸いたら、直径4.5cmのシリコン型に流す。
3. ライムのビスキュイ
①乾燥卵黄と粉糖を混ぜ合わせて水で戻す。 戻したらミキサーにかけ泡立てる。
②卵白にグラニュー糖、乾燥卵白を入れてメレンゲを作り、1)に1/3加え合わす。
③予め篩っておいたコーンスターチ、薄力粉、ベーキングパウダーを加え混ぜ゛て残りのメレンゲを入れ合わす。
④ライム汁を③に加え混ぜ、25×34cmの鉄板に流し、170℃のオーブンで約13分焼成する。焼けたら、直径5cmで抜く。
4. オレンジのクレームブリュレ
①乾燥卵黄と粉糖を混ぜ合わせて35gのオレンジジュースで戻しておく。
②生クリーム(36%)とオレンジジュース20gの中に予め合わせ擦り込んでおいたグラニュー糖と擦りおろしたオレンジの皮を入れ沸かす。
③①の中に混ぜながら2)を入れてレモン汁を加え合わす。直径4cmの型に高さ約7mmになるように流し、ヴァプール90℃のコンベクションオーブンで約10分焼成する
5. ホワイトチョコと柑橘のムース
①オレンジジュース、グレープフルーツジュース、レモン汁を合わせ沸かし、予め合わせ水で戻しておいた乾燥卵黄と粉糖の中に入れ混ぜる。火にかけてアングレーズを炊き、ゼラチンを加え混ぜる。
②溶かしたホワイトチョコレートの中に1)を少しずつ入れ混ぜ合わせる。合わさったらパッセして冷やす。
③生クリーム(36%)を七分立てにし、1/3を2)に入れ混ぜ、合わさったら残りを加え混ぜる。
6. ソミュールのメレンゲムース
①卵白、グラニュー糖、水でイタリアンメレンゲを作る。予め戻しておいたゼラチンとソミュールを合わせ、湯せんで溶かし、イタリアンメレンゲに加え混ぜる。
②七分立てにした生クリーム(40%)に1)を1/3加え混ぜ、合わさったら残りの1)を加え混ぜる。
7. クレムシトロン
①レモン汁を火にかけ沸かす。 予め合わせておいた乾燥全卵と粉糖を水で戻し、その中に少しずつ混ぜながら加え合わせる。
②①を湯せんにかけながら、85℃まで加熱する。 85℃になったら、ゼラチンを入れ混ぜパッセする。
③②を氷水につけ、35℃になったら細かく切ったバターを加え、ハンドブレンダー(バーミックス)をかける。
8. コーティングホワイトチョコ
ホワイトチョコレートとココアバターを合わせ、湯せんにかけ溶かす。
9. 組み立て
①直径6cmのドーム型にホワイトチョコと柑橘のムースを15g絞り、オレンジのクレームブリュレ、ライムのビスキュイの順に入れる。
②①にソミュールのメレンゲムースを型の縁まで絞り、パレットナイフを使い慣らす。 冷凍に入れ固まったらナパージュを塗る。
③型から外し2)にコーティングホワイトチョコをかけて固め、バターサブレの上に乗せる。
10. 仕上げ
①中央にオレンジと生姜のジュレをおき、クレムシトロンを6ヶ所絞る。その上に6cm・4cmのドーナツ型に抜いたホワイトチョコの飾りを置く。
②ナパージュにそれぞれオレンジの皮、ライムの皮の擦りおろしを合わせておい物を絞り、クレムシトロンを絞る。
③グラニュー糖を塗したチョコレートの飾りとミントを乗せる。