ターキー・マーケットリサーチ by アメリカ家禽鶏卵輸出協会

USインダストリー

アメリカは現在世界有数のターキーの生産と輸出国である。最大の競合相手の欧州連合と比較しても、アメリカは30%以上もの生産量を誇っており、有力な競合国と比較しても、アメリカは約5倍もの生産量がある。

ターキー生産量/世界TOP5

アメリカのターキー産業は拡大しつづけ、2007年内には59億ポンド(2,676千トン)まで達するとみられているが、一方、ヨーロッパでは、コストの上昇、消費低下、鳥インフルエンザの影響や輸出減等により減少し続けている。アメリカの拡大は、最新のデータによると、小売ベースで一人あたりの消費量が16.9ポンド(7.7kg)と若干減少しているので、国内消費よりもむしろ輸出増加により持続している。


生産

2006年ターキーの生鳥出荷重量は6,889百万ポンドで、2007年には3.8%増の7,150百万ポンドと予想されている。ターキーの平均重量は1.4%減の29ポンドであるが、処理数は増加。米国内のターキー生産の50%以上は、三大企業により占められている。

ターキー加工業者/アメリカ国内TOP5

生産は2002年にピークを迎えた後、2003年に落ち込み、2005年にはバイオ燃料に連動した価格の引き上げがあったにもかかわらず、再び増加した。エタノールやバイオディーゼルへの燃料への需要がトウモロコシと大豆価格の値上がりにともなって、2006年にはターキー1ポンドにつき5〜8セントの価格が上乗せされた。

アメリカ産ターキー生産量の推移

2006年度アメリカ農務省(USDA)の統計によると、21の州で商業用ターキーが生産されているが、生産の大部分は5つの州に集中している。

アメリカ州別ターキー生産量

アメリカでは、昨年度以降、強毒性の高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)は発生していないが、弱毒性の低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)が発生したため、輸出停止措置が実施された。しかし、発生地域での生産停止や数カ国に対しての輸出停止が効果的に実施されたため、長期に及ぶ被害は報告されていない。低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)の拡大が抑えられた要因のひとつとして注目すべきことは、2006年は生産量を2005年比で2.25%減少させたことである。これは、自然災害などにつけ加えて、生産量の増加を人為的に阻止したためである。

2005年以降ターキーの供給量が安定的に成長してきたことに加え、冷凍保存されるターキーが削減されているため、価格は引き上げられることになった。冷凍のターキーは2006年に比べて2007年の第一四半期には6.9%の減少となった。しかし、ターキー丸鳥の在庫は、2007年第一四半期の前年比対で7.5%増だが、部位の在庫は前年比の17.7%減という興味深い事実がある。これは、輸出増加の影響を受けた結果である。