
油がのり、こりこりした食感でおいしいと評判のターキーテール。
美肌効果の点でも、優れていることが分かりました。
テールとは、尾骨の周りの肉の三角形の突起部分で、周囲を脂肪の塊がおおっています。1羽から1つしかとれませんが、よく動かす部分なので筋肉が発達していてとてもおいしい部位です。呼び方は「テール」の他に「ぼんじり」「ぽんじり」「さんかく」「ぼんぼち」などがあります。鶏のテールは、通好みのメニューとして知られていますが、ここで紹介するターキーのテールは、鶏のテールよりも大きく、また味も格別です。日本では、珍しい食材として、最近採用するところも、少しずつ増え始めています。焼き肉チェーンの「安楽亭」や「風風亭」、また銀座ライオンでは、それぞれオリジナルのタレでターキーテールをお客様に提供。ご好評をいただいているようです。

ターキーテール(生)は、今回行った成分分析調査において、脂肪酸の構成比率(SMP 比率)が理想的な比率に近いことが分かりました。脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があり、不飽和脂肪酸には、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類されます。脂肪酸の構成比率は、飽和脂肪酸(SFA)・一価不飽和脂肪酸(MUSFA)・多価不飽和脂肪酸(PUSFA)それぞれの頭文字を取り、SMP 比率と呼ばれます。SMP 比率はS :M :P =3 :4 :3 が理想的な比率といわれています。 ターキーテールの脂肪酸のSMP 比率を見ますと、それぞれ27.5 :36.6 :32.4 となり、M(=36.6)を4 としたとき、SMP 比率は、3 :4 :3.5 になり、理想的な数値に近いことが分かります。これは比較掲載したターキーのもも肉よりも鶏のもも肉の比率(3.5 :4 :3)に近いものでもあります。
ただし総脂質は、もも肉よりも多いことから、ややこってりした食味です。脂肪酸組成で見ると、コレステロールの増減に関与しないパルミチン酸、コレステロール低減効果のあるステアリン酸・オレイン酸の割合が多いことも分かりました。またコラーゲン生成に必要な成分の一つ、ヒドロキシプロリンが100g 中190mg 含まれており、コラーゲン1,356.6mg に相当します。ターキーテールの100g あたりのコラーゲン含有量は、鶏皮(2,500mg)には及ばないものの、なんこつ(1,600mg)に近い数値です。

